熊本地震で被災し、避難所で生活する120人に共同通信が実施したアンケートで、75%に当たる90人が「避難所を出る見通しが立たない」と回答したことが27日、分かった。自宅の損壊や仮設住宅に入れないことが主な理由で、住まいの確保に苦心する実態が浮かんだ。28日で発生3カ月となり、対策は急務だ。
県内ではいまだ千人以上が避難所に身を寄せている。壊れた自宅での避難を続けている人も多く、県は年内に仮設住宅1500戸の整備を目指す。
アンケートは10月10~20日、被害が甚大だった熊本県の宇城、氷川、八代の各市町などで実施。避難所生活を2カ月以上続ける20~90代から対面で回答を聞き取った。
避難所を出る見通しが立たない人のうち60人が理由について「自宅が壊れて住めない」と回答。「年金生活で修理や再建の費用を工面できない」といった経済的な事情もあった。仮設住宅に申し込んだのは全体で53人おり「当たらなかった・結果待ち」と回答したのは40人に上る。