ブラジル大統領選「不正」

トランプ米大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン、サンパウロ共同】トランプ米大統領は26日、ブラジル大統領選で左派ルラ大統領が再選を果たしたことについて「不正選挙に見えた」と不快感を示した。ワシントン郊外の空軍基地で記者団に語った。ルラ氏は勝利宣言で米国への対抗姿勢を鮮明にしており、両国間の緊張が高まる可能性がある。

 南北米大陸を中心とする西半球での影響力拡大を目指すトランプ政権は、米国に批判的なルラ政権への圧力を強化。トランプ氏と良好な関係を築いたジャイル・ボルソナロ前大統領の長男で、対抗馬のボルソナロ氏に接近していた。

 ボルソナロ氏は、投票が2時間延長されたことを理由に選挙の無効を求める意向を示している。トランプ氏はこれを念頭に「選挙は争いの余地がないものであるべきだ」と強調。ルラ氏とは「良好な関係」にあると主張しつつ、大統領選が「腐敗しているように見えた」と根拠を示さずに主張した。

 一方、ブラジルメディアは26日、最高裁がボルソナロ氏の国外渡航を禁止したと報じた。資金洗浄疑惑などの捜査の一環という。

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