若者の訴え社会動かす

 【ベオグラード共同】25日の議会選で14年ぶりの政権交代が確実となったセルビアでは、汚職やメディア統制のない民主的な政府を求める若者らの2年近くにわたる運動が社会を動かした。学生主導の新興政治勢力「学生リスト」は26日、新政権樹立に向けた準備を始めた。

 政権交代の背景について、ベオグラード大政治学部のブラディサブリェビッチ教授は、隣国ハンガリーで4月、16年にわたる長期政権を築いてきたオルバン前首相が率いる右派政党が敗北した議会選との類似点を指摘する。

 当時のハンガリーと同様、セルビアもブチッチ前大統領を中心とした強権与党の下、メディアや政府機関は与党のために利用されてきたとし「民主主義の再生や法の支配確立のための闘いだった」と分析した。

 学生らが特に糾弾したのは、政府の汚職だ。非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナルが発表した2025年版「汚職指数」によると、セルビアの「清潔度」は182カ国・地域中116位で、欧州最低水準だ。

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