独企業、北海道に風力拠点設置へ

洋上風力発電設備(ベスタス社提供)

 ドイツのエネルギー企業シーメンスエナジーが、風力発電の保守管理施設を北海道恵庭市に設けることが27日、分かった。日本に加えフィリピンやベトナムなど、アジア地域に展開するシーメンスの風力発電の拠点とする。ドイツのメルツ首相が28日から来日するのを前に、経済産業省と連携の覚書も結んだ。

 北海道は政府が洋上風力発電の大規模投資を進めるために選んだ「戦略産業クラスター」の一つ。シーメンスの進出は再生可能エネルギーの「切り札」となる洋上風力の導入加速の一環となる。アジアで事業展開するシーメンスと協力し、国産部品の活用などで地域活性化も図る。

 施設には保守業務に加え資材を保管する目的も持たせ、2027年1月に設置する。恵庭市は、発電設備の組み立てや製造の拠点誘致を目指す北海道室蘭市と協力する方針だ。シーメンスと経産省の覚書では、日本での浮体式洋上風力の事業化や専門人材の育成などに共同で取り組む。

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