ロシア拘束邦人記者と領事面会

北海道新聞本社=14日午前、札幌市中央区

 外務省は26日、ロシア当局が拘束した北海道新聞の男性記者との領事面会を同日実施したと発表した。在ロシア日本大使館員が面会し、健康状態に問題がないことを確認したという。同省は「今後もロシア政府に対し、邦人の即時解放、人道的配慮、公正・公平な取り扱いを強く求めていく」と強調した。

 記者は今月13日にロシア極東サハリン州でスパイ容疑で拘束され、首都モスクワの拘置所に勾留されている。

 同大使館は26日、領事面会した記者が、ロシアが主張するスパイ容疑についてどう語ったかなど詳細は「明らかにできない」と発表。次回面会の見通しは「予断を持って答えられない」とした。

 今後の北海道新聞の選任弁護士による記者との面会は、領事面会とは別に行われることになると説明。勾留期限は12月12日で、連邦保安局(FSB)の捜査が続く見通し。

 日ソ領事条約では、拘束から4日以内の領事面会の権利を定めており、日本政府は早期の領事面会を要求していた。外務省の中村仁威欧州局長が20日、モスクワでロシア外務省のボロビヨワ・アジア第3局長と会談したが、記者との面会はこれまで実現していなかった。

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