将棋の女流棋戦最高位「白玲」を通算5期獲得し、女性で初めて棋士資格を得た西山朋佳白玲(31)=女流四冠=は26日、東京都渋谷区の将棋会館で記者会見し、棋士編入の権利を行使すると表明した。日本将棋連盟の新規定に沿って棋士になる道を選択し、来年4月1日付の四段昇段で、女性初の棋士が誕生する。
資格獲得後は態度を保留しており、決断が注目されていた。会見で西山新四段は「もっと強い方と戦いたい。もっと上を目指す戦いをしたい」と話した。
女性だけの女流棋士とは制度が異なる棋士になるには、養成機関「奨励会」の突破か編入試験合格が必要だったが、女性の競技人口の少なさもあり、その難関をクリアした女性はいなかった。
白玲5期で棋士編入の規定は、女流棋戦のみの実績で棋士になれるため賛否両論があったが、2025年の連盟通常総会で過半数の賛成で可決された。西山新四段がその適用第1号となった。
連盟によると、女性では1961年の蛸島彰子女流六段(80)の奨励会入会以来、西山新四段や福間香奈女流四冠(34)らが厳しい壁に挑んだ。