【モスクワ共同】ロシアと日本の文化や言語交流を長年担ってきた両国の民間団体が25日、ロシア人による日本語弁論大会「日本語“言の葉”コンテスト」をオンラインで初めて開催した。政治的な冷え込みが続く日ロ関係をつなぎ留めようと、有志から寄付金を募り実現した。
神奈川県日本ユーラシア協会やロシア・日本協会などでつくる実行委員会が主催。ロシアのウクライナ侵攻が始まった2022年以降、日本の公的機関が主催する主要な弁論大会が途絶える中、異例の開催となった。
ロシア南部ボロネジ州やアストラハン州など各地の10~30代の男女9人が参加した。
優勝したアストラハン在住の大学生アンゲリーナ・コザクさん(21)は地元で観光ガイドを目指す中で、故郷の歴史や景色などの魅力に気付くことができた体験談をよどみなく語った。結果発表後の取材に、大学で自発的に日本語を学び始め、日本の探偵小説が好きだと話した。将来の夢は日本の書籍をロシア語圏に伝える翻訳家になることだという。
実行委員長の柴田洋二さんは「来年以降も続けたい」と話した。