NY名物の馬車禁止法案が可決

米ニューヨーク中心部のセントラルパークの観光客向け馬車=22日(共同)

 【ニューヨーク共同】米ニューヨーク市議会は22日、マンハッタンのセントラルパーク名物として知られる観光客向けの馬車の営業を禁止する法案を可決した。公園内の観光客の死亡事故を契機に、動物愛護運動家らから廃止論が出ていた。2028年6月以降、営業許可は出ず、150年以上の歴史に幕を下ろすことになる。

 ただ生活の糧を奪われる馬車の保有者や御者らは反発しており、法廷闘争に発展する見通しだ。トランプ大統領も交流サイト(SNS)への投稿で、とても悲しいとした上で「車の事故があるが、公園内に車が入ることを禁じていない。歴史の一部が消えてしまった」と市議会を批判した。

 地元メディアや法案によると、市当局は200人ほどの保有者や御者らに対し、補償や、新たな職業に就けるよう支援する。動物愛護の観点から馬の殺処分なども禁じている。

 今年6月、セントラルパーク内で馬車馬が暴走し、投げ出されたインドからの男性観光客が頭を打って死亡し、家族が廃止を求めていた。最近、公園内では馬車よりも三輪自転車タクシーの方が目立っている。

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