中国政府系集団がAI攻撃

米マイクロソフトのロゴ=19日(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米IT大手マイクロソフト(MS)は21日、中国政府と関係があるとするハッカー集団が人工知能(AI)を悪用して、世界の数百の組織を標的に自動化されたサイバー攻撃を行っていたことを確認したと公表した。標的の選定から、クラウド上の管理者権限を奪うまでに3時間もかからなかったケースもあり、AIが攻撃のスピードと規模を飛躍的に高めている実例だと指摘し、警戒を呼びかけた。

 MSによると、このグループは遅くとも9月ごろから、オープンソースのAIの侵入テスト用フレームワーク「ARTEX」を悪用。偵察から不正なログイン、データ持ち出しまでを、ほとんど人手を介さずに進めたとみられる。

 ハッカー集団は「Storm―0940」。2021年から活動し、データ窃取を目的としている。攻撃対象は自動車や化学、金融、政府機関、メディア、軍など幅広いとした。MSは自社サービスへのログイン記録などを基に調べた。

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