【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州議会は22日、人権や法の支配などを守るために尽力した個人や団体を表彰する「サハロフ賞」を、米国の制裁対象となり存続の危機に直面する国際刑事裁判所(ICC、赤根智子所長)とその職員に授与すると発表した。メツォラ欧州議会議長は「国際法と正義を守るというICCの重要な仕事を評価する」と理由を説明し、EUとして「多国間協調主義と国際機関」を尊重していると述べた。
赤根氏は22日、声明で「ICCが前代未聞の困難に直面する中での受賞」に謝意を示した。
授賞式は12月中旬、フランス東部ストラスブールの欧州議会で開かれる。
ICCはタンザニアの野党指導者トゥンドゥ・リス氏、イランで反政府デモに参加後に死刑判決などを受けた双子のタラネ・ラヒミ、ロミナ・ラヒミ姉妹とともに最終選考に残っていた。
サハロフ賞は旧ソ連の反体制派科学者、故サハロフ博士を記念し欧州議会が選出する。1988年の第1回受賞者は、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)に反対し獄中にいたネルソン・マンデラ氏ら。