教職課程を履修していない社会人が教員になりやすくするため、文部科学省が大学院に新たな教育課程を創設し、最短1年で教員免許を取れるようにする方針を固めたことが21日、関係者への取材で分かった。給与をもらいながら学校現場で働くことを大学院での学びとし、単位とすることも想定。なり手不足解消に加え、多様な社会人人材を確保するのが狙い。
文科省は来年の通常国会で教育職員免許法改正を目指す。教員の普通免許は専修(大学院修了相当)、1種(大卒相当)、2種(短大卒相当)の3区分がある。新たな大学院の教育課程は1種相当の免許を取得できるようにする。
社会人経験によって専門性に関わる科目20単位を取得したと見なす。それ以外の科目は小学校で37単位、中高で36単位を取れば、それぞれ免許を取得できる。社会人経験が何年必要かなどは今後検討する。免許取得後に3年間学校で勤務した上で、さらに大学院で15単位を取れば専修免許も取得できる。
教育課程の受講者は学士の学位を要件とし、大学と教育委員会などが協力して選定する。