【ブリュッセル共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が、全世界の約66万人の従業員を対象に、2030年まで賃上げを凍結することを計画していることが20日分かった。電気自動車(EV)に強みを持つ中国メーカーとの競争激化や、トランプ米政権の関税強化で経営が悪化しており、コスト削減で競争力を高める狙いだ。
ドイツ最大の産業別労組IGメタルが明らかにした。従業員側は「ばかげている」と激しく反発しており、労使の協議は難航する見込みだ。
30年まで賃金水準が据え置かれれば、ドイツ国内の物価上昇を考慮すると実質的に10%以上の賃下げとなる可能性が高いという。経営側に対し、計画の詳細を速やかに説明するよう求めた。