【ニューヨーク共同】ニューヨークの国連本部で19日、米国がキューバ政府による国民への抑圧を非難する会合を開いた。終了後、会場を出た米国のウォルツ国連大使に対し、キューバのグスマン国連大使らが罵声を浴びせ、騒然となった。
会合は、今月下旬に国連総会で予定される米国の対キューバ経済制裁の解除を求める決議案採決で、各国に反対や棄権を促す狙い。決議は例年、圧倒的な賛成多数で採択されてきたが、第2次トランプ政権は各国への働きかけを強め、昨年は賛成が約20カ国減少した。
亡命キューバ人らが登壇した会合でウォルツ氏は、キューバ政府が国民の苦しみを米国の禁輸措置のせいにする「うそ」をついていると批判し、各国に決議案採決で反対か棄権するよう求めた。
これに対し、グスマン氏は会場の外で各国外交官らを前に「この茶番劇は米国がキューバ国民に集団的懲罰を科している事実から注意をそらすものだ」と訴えた。さらに会合後、立ち去るウォルツ氏に向かって仲間らと大声で抗議した。