上皇后美智子さまは20日、92歳の誕生日を迎えられた。宮内庁によると、高齢に伴う体力の低下で、以前に比べて疲れやすくなることが多く、散策時に歩く距離も次第に短くなっている。ただ体調に大きな変化はなく、上皇さまと静かで穏やかな日々を過ごしている。
昨年秋と今年5月は、上皇さまと共に葉山御用邸(神奈川県葉山町)に滞在し、散策や地元の住民との交流を楽しんだ。一方、例年夏に訪れる那須御用邸(栃木県那須町)や長野県軽井沢町での静養は、記録的な暑さとなったため、体への影響を考慮して取りやめた。
住まいの仙洞御所では、新聞やテレビのニュースを通して社会の出来事に触れ、侍従から説明を聞く。地震や豪雨被害、気候変動による農業や漁業への影響などが話題に上っていたという。
美智子さまはピアノが趣味で、音楽仲間が仙洞御所で演奏を披露する機会があった。かつて群馬県草津町の音楽祭で一緒に演奏した海外音楽家から書状が届き、懐かしそうにしていた。