太平洋クロマグロの漁獲枠を巡り、水産庁がまとめた2027年度の国内配分方針が19日判明した。暫定分と追加分の2段階に分けて国内各地に割り当てることが柱。暫定分では、都道府県別の割合を26年度当初と同じにする。国際交渉で日本全体の漁獲枠が確定した後、来年4月までに各地の漁獲上限を上乗せする方針。水産庁が来月4日の関連会合で説明する見通しだ。
漁の準備を進められるよう、通常は日本の漁獲枠が確定してから検討する国内配分を、今回は異例の2段階で実施することにした。暫定の配分では、日本全体で増枠が見込まれる大型魚は26年度当初の約8500トン、減枠が見込まれる小型魚は半分に当たる約2200トンを各地に割り振る。その後、どこまで上乗せできるかは、韓国や台湾との交渉が焦点。交渉次第で、日本が求める25%の大型の増枠見込み分が縮小する可能性もある。
クロマグロの漁獲枠を巡っては、8月にオンラインで開催された中西部太平洋まぐろ類委員会北小委員会と全米熱帯まぐろ類委員会の合同作業部会で、新たな資源管理方式に合意した。