ギリシャ、観光公害抑制へ規制

 ギリシャのケファロヤニ観光相は19日までに共同通信の書面インタビューに応じ、オーバーツーリズム(観光公害)の抑制に向けた新たな指針を策定し、人気リゾート地での開発を規制していくと明らかにした。自然環境や住民生活に配慮し「秩序ある観光開発を目指す」と述べた。

 ギリシャを訪れた外国人旅行者は2025年に約4300万人となり、過去最高を更新。一方エーゲ海に浮かぶ世界的な観光地サントリーニ島では夏場の観光客の殺到が問題となっている。

 ギリシャ政府が今年策定した「観光空間計画」では、観光の影響に応じて地域を区分。サントリーニ島などでは新規ホテルの収容規模を最大100床に制限したほか、海岸線近くでの建築も原則禁止とした。ケファロヤニ氏は新たなルールを定め「観光地が本来持つ魅力を守り続けたい」と語った。

 サントリーニ島などを訪れるクルーズ船客への1人当たり最大20ユーロ(約3600円)の課税措置なども既に導入。ケファロヤニ氏は観光客の分散化に向けた政策の必要性を強調した。(共同)

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