【ジャカルタ共同】インドネシアのプラボウォ大統領が就任して20日で2年。経済成長率は5%前後と堅調に推移するが、非正規雇用は約6割で高止まりし、物価高騰の影響で家計が悪化、多くの人にとって発展の恩恵は薄い。看板政策である無料給食事業が国家財政を圧迫しており、国民の不満の高まりからプラボウォ氏の支持率は約45%と低迷している。
首都ジャカルタ郊外でアリアさん(61)が営む飲食店は、この2年間で売り上げがほぼ半減した。「生活が苦しくみんな節約に走っている」。材料費が高騰しているが、さらなる客離れを懸念して値上げできないという。
プラボウォ政権下で失業率は改善傾向にあり、今年5月時点で約4・7%となった。ただ世界銀行によると、中間層の拡大に必要な賃金の良い仕事が十分にない。物価変動を考慮した2018~25年の実質賃金の中央値は年々減少している。今年9月のインフレ率は前年同月比で約3・3%だった。
民間調査機関による今月の調査では、プラボウォ氏の支持率は昨年11月の約81%から約45%に下落した。