【ワシントン共同】世界的にヒットした映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで主演した米国の俳優マイケル・J・フォックスさん(65)が、パーキンソン病の治療法研究を支援する「裏方」として第二の人生を歩んでいる。自らも診断された病気と向き合い、20年以上にわたる取り組みが評価されて今年、米国で最も権威ある医学賞を受賞するなど再び脚光を浴びている。
賞を授与したラスカー財団によると、フォックスさんは1990年、29歳だったある朝、目覚めて小指の震えに気付いた。後に若年性パーキンソン病と診断された。映画シリーズに主演し、人気絶頂のさなかだった。
手足の震えを隠し、俳優としてのキャリアを積み上げた。だが秘密を抱える重圧も増し、ありのまま受け入れることを決断。98年に公表した。
全米でパーキンソン病に対する関心が高まり、治療薬を開発して患者に届けるところまでを目指す財団を2000年に自ら設立した。
活動が評価されて22年に米アカデミー賞の特別賞、今年9月には医学賞のラスカー賞を受賞した。