三菱重工業が、休眠状態だった岡山県玉野市の造船設備を2027年度に再稼働させる方針であることが19日、分かった。政府の防衛予算の増額や、艦艇の海外輸出に向けた動きを背景に需要が高まっており、建造能力を強化する。防衛省向けの新型補給艦の建造を視野に入れる。
三菱重によると、再稼働するのは子会社の三菱重工マリタイムシステムズの本社工場にあり、陸上で船体を建造する「船台」と呼ばれる施設。再稼働に合わせ建造に関わる人員も増やす。工場は旧三井造船(現三井E&S)が保有していたが、艦艇事業からの撤退に伴い21年に三菱重が引き継いでいた。