日米5万人、最高レベル実動演習

日米共同統合演習「キーン・ソード」

 自衛隊と米軍が計5万人以上を投入する最高レベルの実動演習「キーン・ソード」が19日、日本各地の自衛隊施設などで始まる。政府が整備を進める敵基地攻撃能力の「象徴的な存在」(防衛省幹部)である陸上自衛隊の長射程ミサイル「25式地対艦誘導弾」が配備後初めて展開し、米軍も最新鋭装備を南西諸島に投入する。中国海軍の空母「遼寧」が今月太平洋に進出するなど、軍事活動が活発化する中、日米の連携を深め、有事への対応力を高める狙い。

 キーン・ソードは、机上演習の「キーン・エッジ」と交互で、おおむね2年に1度実施している。日本への攻撃を想定し、万単位の隊員が陸海空各部隊の網羅的な内容を演習する。今回は29日までの日程で、自衛隊約4万5千人、米軍約1万2千人が参加。日米以外の7カ国も入り、このうちフランスやドイツなど5カ国は初めてとなる。

 25式は、3月に配備した陸自健軍駐屯地(熊本市)から大野原演習場(長崎、佐賀県)に展開し、敵艦艇への対処訓練に入る。約千キロの飛行が可能で、中国大陸沿岸部の一部が射程の範囲となる。

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