国際自然保護連合(IUCN)の専門家チームは、サンゴ礁を形成する造礁サンゴ892種の絶滅リスクを評価し、データ不足を除く774種のうち44%に当たる340種が絶滅の危機にあるとの分析結果を15日付英科学誌ネイチャーに発表した。
地球温暖化が主な原因だが、2023年以降の記録的な海洋熱波や世界規模の白化現象の影響は含まれておらず、危機は深刻化している恐れがある。「温暖化を0・1度でも抑えればサンゴの生態系保全に役立つ可能性がある」と訴えている。
チームは、世界の絶滅危惧種をまとめたIUCNのレッドリストに掲載されたサンゴの絶滅リスクを、20年までのデータを用いて評価。3段階ある絶滅危惧種のうち最も高い「深刻な危機」は33種、「危機」は251種、「危急」は56種だった。