EU、ICC支援策協議へ

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は15日、本部があるブリュッセルで首脳会議を開いた。米国が国際刑事裁判所(ICC、赤根智子所長)の本体を制裁対象に加えてから初めてのEU首脳会議。全構成国がICCに加盟しているEUとして支援策を協議し、成果文書で米に制裁撤回を要求する見通し。

 首脳会議は16日まで。共同通信が入手した成果文書案では、ICC本体への制裁に「深刻な遺憾の意」を表明し、撤回を要求。EUがICCの活動継続に向けて「あらゆる方策を取る用意がある」と言及している。

 EUは昨年来、米制裁をEU域内で無効化する「ブロッキング規則」の発動を検討してきた。成果文書案は「米制裁の影響を緩和しICCを守るため、あらゆる措置を講じるよう欧州委員会に求める」としており、規則発動を巡る議論が活発化するとみられる。

 欧州委報道官は14日の記者会見で、規則発動について「現段階では準備ができていない」と言明。今回の首脳会議では結論に至らない見込みだ。

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