危険なキノコが身近にあります―。厚生労働省は山のレジャー客が増える時期に合わせ、食用とそっくりな毒キノコを間違えて口にしないよう警告している。食べると30分から1時間程度で嘔吐や下痢といった症状が出て、死亡する場合もある。「自分は大丈夫」と思わず、念入りに確認することが重要だ。
厚労省によると、気温が高い夏の後に適度な雨が降り、朝晩の気温が下がると多くのキノコが生える。毒キノコによる食中毒は毎年秋を中心に発生し、2016~25年の10年間で患者数は540人を超え、死者も出ている。
最も間違えやすいとされるのは、ツキヨタケだ。ヒラタケやシイタケなど日常で口にしやすいキノコによく似ている。クサウラベニタケが原因となった事案も多く、ホンシメジやハタケシメジと混同しやすい。テングタケやドクツルタケも注意が必要で、重症化すると死亡するケースもある。
インターネットなどで調べた画像から判断せず、食用か迷った時は「採らない、食べない、売らない、人にあげない」を徹底する。