中国共産党宣伝にSNS著名人

中国吉林省政府が公開した、省トップとインフルエンサーらとの座談会=7日(同省政府のHPから・共同)

 【北京共同】中国共産党の地方トップが、党の思想や地元観光の宣伝に交流サイト(SNS)のインフルエンサーを活用する動きが広がっている。一方、体制にとって不都合な情報の発信者は当局が取り締まり、アカウントを閉鎖するなど「アメとムチ」の手法を取る。

 吉林省トップの黄強・党委員会書記は7日、長春市のカフェで「網紅(ワンホン)」と呼ばれるインフルエンサー14人と異例の座談会を開いた。「皆さんは影響力を持っている」と持ち上げ、観光や地元文化の発信を求めた。

 黄氏は習近平党総書記(国家主席)の「インターネット強国」の思想を深く学習すべきだとし「政治の方向性を把握して正しい世論誘導を徹底してほしい」と訴えた。

 他方で、中国当局は社会の安定を脅かすような投稿に神経をとがらせる。

 香港メディアによると、無気力な生き方を意味する「寝そべり主義」の生活を投稿し、800万人のフォロワーがいる男性が4月に突然、運転手に転身した。数カ月前にネット規制当局が寝そべり主義は「不良思想だ」と批判。何らかの介入があった可能性がある。

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