2019年の台風19号(東日本台風)で千曲川が決壊し、大規模な浸水被害を受けた長野市の豊野地区で13日、災害から7年の伝承の集いが開かれた。主催した豊野地区住民自治協議会の村山泰彦会長(69)は「被災者の心の復興など取り組むべき課題はまだ残っている。あの日の記憶と教訓を風化させない」と力を込めた。
集いには住民ら約100人が参加し、犠牲者に黙とうした。パン店を営む沼倉洋さん(58)は「パンを棚に上げて避難したが、店は220センチも浸水した。海抜が高いところなので甘く考えていたし、びっくりした」と当時の状況を振り返った。
荻原健司市長は「市全体の治水安全度の向上に取り組んでいきたい」と述べた。