女児死亡、母親が故意否認

名古屋地方裁判所

 愛知県犬山市で2024年、小学1年島崎奈桜さん=当時(7)=が暴行を受け死亡した事件で、体調不良を訴える奈桜さんを放置して死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の島崎みなみ被告(35)側は13日、名古屋地裁で開かれた裁判員裁判初公判で「生存に必要な保護の認識を欠いていたため、故意はなく無罪だ」と主張した。

 事件を巡っては、島崎被告と内縁関係の倉田凱被告(34)が奈桜さんの腹を殴るなどして死亡させたとする傷害致死罪で起訴されている。冒頭陳述で検察側は、島崎被告は奈桜さんの嘔吐物が茶色で、客観的に保護が必要なのに児童相談所への通報を恐れ、適切な医療を受けさせなかったと指摘。弁護側は体調不良は便秘のためだと誤解し、嘔吐物の色は胃腸薬や飲み物が原因で、重篤な状態であると認識していなかったと反論した。

 起訴状などによると、島崎被告は24年5月、倉田被告に殴られて腹痛を訴え嘔吐を繰り返していた奈桜さんを放置し、急性化膿性腹膜炎による敗血症性ショックで死亡させたとしている。

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