【ソウル共同】韓国軍は12日、北朝鮮が首都平壌付近から日本海に向けて異なる種類の弾道ミサイル数発を発射したと明らかにした。一部は900キロ以上飛行したとしている。日本の防衛省によると、いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したとみられる。韓国軍関係者は、韓国が国産の極超音速ミサイルの試験発射を初めて成功させたことへの対抗措置との見方を示した。
北朝鮮は3日にも弾道ミサイルを日本海に向けて発射。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党総務部長は同日、金正恩氏の立ち会いの下、中距離戦略ミサイルの発射訓練を行ったと朝鮮中央通信を通じて明らかにしていた。北朝鮮はミサイルが下降後に再浮上する変則軌道を描いたと主張。変則軌道には着弾地点の予測を困難にし、ミサイル防衛網の突破を図る狙いがある。
韓国大統領府は8日、国産の極超音速ミサイルの試験発射を初めて行い、成功したと発表。高速飛行し、予測不能な軌道を描くことで「戦場の様相を変え得る中核的な戦略資産」だと意義を強調していた。