座って仕事をしたり、寝転んでスマートフォンを見たりする「座位行動時間」が1日10時間以上の人は、20~64歳の31・3%に上ることが、笹川スポーツ財団と明治安田厚生事業団の調査で分かった。65歳以上では26・7%だった。座り過ぎは病気や死亡のリスクが増加するとされ、健康増進には体を動かす時間を増やす工夫が欠かせない。
厚生労働省によると、世界保健機関(WHO)は死亡の危険因子として、高血圧、喫煙、高血糖に次いで4番目に身体活動・運動の不足を位置付けている。
海外の研究では、日本人の座位時間は世界的に長いことが報告されており、同省は「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」で、全世代向けの推奨項目として座りっぱなしの防止を新たに加えた。
座位時間にはデスクワークなどのほか、横になってテレビを見るといった同程度の強度の行動も含まれる。今回の調査は2024年と25年の11月に、全国の20~79歳の男女に活動量計を着けてもらい、約2500人のデータを分析した。