【ワシントン、キーウ共同】ルビオ米国務長官は8日、ポルトガルの首都リスボンで記者会見し、ロシアのウクライナ侵攻について「危険な膠着状態」に陥っていると指摘した。「軍事的な解決策があるとは思わない」と述べた上で、戦闘の激化を避けるため米国は和平交渉の仲介を継続すると表明した。
一方ウクライナメディアによると、同国のゼレンスキー大統領は8日、記者団に「われわれは外交的に行き詰まっているわけではない」と主張。和平交渉を進展させるには対ロ圧力を強化すべきだとの認識を示した。ウクライナの交渉団が9~10日に訪米することも明らかにした。
ゼレンスキー氏は8日、ロシア軍の7日のミサイル攻撃を受けて20人以上が死亡した北部チェルニヒウ州プリルキの集合住宅の被害現場を訪問。防空能力が不足しているとして、欧米各国などに防空支援の拡充を改めて訴えた。
訪問にはウクライナを訪れた英国のミリバンド外相も同行。ミリバンド氏は、ウクライナとの連帯を示すために来たとし「人々の強靱さと勇気に敬意を表する」と述べた。