カーソンさんにノーベル文学賞

アン・カーソンさん(AP=共同)

 【ストックホルム共同】スウェーデン・アカデミーは8日、2026年のノーベル文学賞を、カナダを代表する女性詩人のアン・カーソンさん(76)に授与すると発表した。授賞理由は「大胆かつ独創的な作品で、古典的な伝統との遊び心ある対話を交えつつ、現代文学に新しい形式を生み出した」とした。

 女性の受賞は24年の韓国の作家ハン・ガンさんに続き19人目。カナダ人では13年の女性短編作家アリス・マンローさん以来。

 カーソンさんは大学で研究を続けてきたギリシャの古典文学や神話と、現代社会を交差させる独自のスタイルを築き、国内外で高い評価を得た。

 1950年、カナダ・トロント生まれ。高校時代に古代ギリシャ語を学んで古典文学に目覚め、トロント大などで研究を続けた。古典文学の知識は作品に大きな影響を与え、86年に発表したエッセーも古代ギリシャの詩人について書いた論文から生まれた。

 92年に詩集「短い会話」を出版し高い評価を得た。

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