北朝鮮、原潜用原子炉の訓練か

北朝鮮・平壌、寧辺、韓国・ソウル

 【北京共同】笹川平和財団で核問題を専門とする小林祐喜主任研究員は8日、北朝鮮北西部寧辺にある核施設の軽水炉が稼働と停止を繰り返しており、発電の他に原子力潜水艦に搭載する小型原子炉の操作を訓練している可能性があるとの見解を明らかにした。2006年の初の核実験から9日で20年。北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)だけでなく、核兵器の運用を想定した原潜の建造にも注力している。

 小林氏は、北朝鮮が昨年12月に建造中の原潜だとする写真を公開した時点では、原子炉の搭載に至っていないとの見方も示した。

 北朝鮮は09年、寧辺にある軽水炉の建設計画を公表。出力は10万キロワットとされ、国際原子力機関(IAEA)は23年12月下旬、この軽水炉で核分裂が安定して続く臨界に達した兆候があると表明した。

 IAEAの分析では24年9~10月と25年4月、同年8~11月、26年3~4月に運転を一時停止したとみられる。小林氏によると、核に関する日本の専門家グループの間では原潜の運転を想定した軽水炉の起動訓練との見方が出ているという。

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