財務省は6日、10年物国債の入札で、買い手に支払う利子の割合を示す表面利率を年3・1%とした。7日に発行する。1996年8月21日の入札以来、約30年ぶりの高水準。原油高によるインフレ懸念や米長期金利の上昇圧力が波及し、長期金利の指標である10年債の利回りが上がっており、実勢金利に近づけた。利率上昇は国債の利払い費増大につながり、財政を一段と圧迫することになる。
国債は国が借金するために発行する債券で、10年債は元本が返済されるまでの期間が10年のもの。新しく売り出す国債の表面利率が市場の金利より低いと魅力が乏しくなり、財務省は利率を原則3カ月に1度見直している。1~3月は2・1%、4~6月は2・4%、7~9月は2・7%だった。
国債市場では新発10年債の利回りが9月1日に約30年ぶりに3%を突破。9月25日には一時3・115%を付けた。