【キーウ共同】ロシア軍は1~2日、ウクライナの首都キーウのドニプロ川に架かる「南橋」を無人機で相次いで攻撃した。重大な損傷は確認されていないが、地下鉄が通る南橋を含む計三つの橋の通行が制限された。迎撃が難しいロシア軍の高速無人機による攻撃で首都交通の大動脈が寸断され、キーウのクリチコ市長は「非常に深刻な状況だ」と警告した。
集合住宅が多いベッドタウンのドニプロ川左岸と、政府庁舎やオフィス街が広がる右岸を移動するには橋を通る必要がある。キーウでは連日の空襲警報で地下鉄の一部区間は運行の中断が常態化しており、経済活動への打撃が懸念されている。
キーウ市によると、ロシア軍の無人機2機が1日朝、南橋に衝突。同日夜や2日にも同様の攻撃が複数回あった。橋脚やガードレール、路面のほか、地下鉄の線路を保護するコンクリートの構造物が損傷した。
ゼレンスキー大統領はロシア軍が使う無人機やミサイルの生産は欧米や中国、日本の製品に依存していると指摘し、輸出規制を強めるべきだと各国に訴えた。