福岡県議会の正副議長ポストを巡る金銭授受疑惑で、自民党県議団に所属する元議長の樋口明県議が2日、記者会見し、2017年5月の自身の議長就任前に、党県議団幹部から要求され、幹部らに対し少なくとも計約600万円を支払ったと明らかにした。「慣例に従った」と述べた。一連の疑惑に関し、実名での告発は3人目。支払いを求めた幹部の名前は明らかにしなかった。
樋口氏は17年5月から1年間議長を務めた。会見では、幹部らとの食事代や他会派とのゴルフ代などを負担したと説明。議長就任のためではないと強調しつつ、応じなければ「おそらく議長就任は危ぶまれたのではないか」との認識を示した。
告発の理由について「説明責任を果たさなければならない」とし、既に県議会の第三者に対しても「(幹部の)実名も含め、包み隠さず話す」と述べた。議員辞職や次期県議選への不出馬は否定した。
疑惑は、元議長の吉松源昭県議と元副議長の江藤秀之県議が7月、就任の際、自民県議団幹部だった蔵内勇夫前議長ら当時の自民幹部に多額の金銭を払ったと取材に証言し発覚した。