国内の主要企業は1日、2027年春に卒業予定の大学生らを対象とする内定式を開いた。就職情報会社「マイナビ」によると、27年卒の就職内定率は8月末時点で85・6%。採用意欲は今年も堅調で、学生優位の「売り手市場」が続いている。近年は内定を得た学生が辞退するケースが目立ち、企業側はつなぎ留めにも注力している。
NECは川崎市で内定式を実施。吉永尚弘人事部門統括部長が「人工知能(AI)が社会のありようを変えようとしており、その変化をけん引していきたい。自分がやるんだという思いで臨んでほしい」と呼びかけた。
1日付で統合した子会社を含め、内定者は約千人。営業職で内定した早稲田大4年の和田瑞季さん(22)が取材に応じ「インターンシップに参加し、先輩と一緒に働きたいと思った。人とのマッチングを重視して企業選びをした」と話した。技術職で内定した法政大大学院2年の藤野広夢さん(23)も「社会人になるのが待ち遠しい。専門性を高めていきたい」と意気込みを口にした。