日銀が1日発表した9月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が6月の前回調査から2ポイント上昇し、プラス24だった。改善は6四半期連続。人工知能(AI)・半導体関連の堅調な需要が続いたほか、値上げの進展が改善に寄与した。中東情勢の混迷に伴う原油高によるコスト上昇は重荷で、3カ月後の先行きは3ポイント下落のプラス21だった。
大企業非製造業のDIは、最近が2ポイント下落のプラス35と5期ぶりに悪化した。原材料高や人件費高騰による収益悪化や、地震や豪雨などの自然災害による悪影響もみられた。先行きは5ポイント下落のプラス30。
DIは業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた数値。プラスは景況感が良いと感じる企業が多いことを示す。
大企業製造業の最近のDIは全16業種のうち9業種が改善し、5業種が悪化した。2業種は横ばい。
調査の回答期間は8月26日から9月30日。中堅、中小を含めた全国9104社を対象にし、回答率は99・4%だった。