【北京共同】中国は1日、建国77年の国慶節(建国記念日)を迎え、7日までの大型連休がスタートした。政府は期間中に延べ21億3千万人が移動すると予想している。昨年までは国外旅行先として日本が人気トップだったが、中国旅行大手の途牛によると、中秋節連休(9月25~27日)を含む期間中の人気の旅行先はインドネシアやトルコ、韓国などでトップ10に日本は入っていない。
台湾有事が存立危機事態になり得るとした高市早苗首相の昨年11月の国会答弁に中国当局が反発し、訪日を自粛するよう国民に呼びかけたことが影響したとみられる。
北京駅前の広場は1日午前、到着客や各地に向かう人であふれた。北京首都国際空港の出発フロアでも行列ができていた。北京市にある世界遺産の名所で、今年5月にトランプ米大統領も訪れた天壇公園は漢族の伝統衣装「漢服」を着て写真を撮る女性らでにぎわった。
今年、日本に旅行したという中国人男性は「今の雰囲気では日本を旅行先に選びにくいと考える人は確かにいるだろう」と語った。