英首相、対EU強化で選択肢提示

 【リバプール共同】英国のバーナム首相は29日、中部リバプールで開会中の与党労働党大会で演説した。欧州連合(EU)離脱を「利益よりも害をもたらした」と批判し、長期的にEUとの関係を強化する「選択肢」を国民に提示すると表明した。直接言及しなかったものの、再加盟や関税同盟参加を念頭に置いている可能性がある。

 バーナム氏にとって7月の首相就任後初めての党大会。バーナム氏はもともとEU再加盟を支持してきた。ただ、首相に就任してからは目立った発言は控えてきた。

 英国は2016年、保守党のキャメロン政権が主導して国民投票を実施し、EU離脱を決めた。国民の間には移民が多く流入することへの不満が強く、離脱賛成が反対を上回った要因の一つだった。しかしバーナム氏は「離脱により移民管理が弱体化した」と述べ、経済が低成長に陥ったとも指摘した。

 英EU首脳会議が年内にも開催される予定で「欧州のパートナーとの関係でさまざまな選択肢が存在する。その中から合意が得られるものがあるのかどうか見極め、明確な指針を示したい」と語った。

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