厚生労働省は29日、小規模な農林水産業者に、2031年度から労災保険を強制適用する方針を示した。現在は任意加入だが、農業などの第1次産業での労災が深刻化していることを踏まえて労働者の保護を強化する。29日の労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の部会で了承を得た。
7月に成立した改正労災保険法に強制適用が盛り込まれたが、具体的な施行期日が決まっていなかった。
厚労省によると、労災保険は原則、労働者を雇用すれば強制適用される。ただ従来は、労働者が5人未満の農業など小規模な農林水産業は実態把握が困難といった理由から「暫定任意適用事業」として任意での加入が認められていた。