大阪遺体なき事件懲役12年求刑

大阪地裁

 妻に対する傷害致死と死体遺棄の罪に問われた無職黒木佳史被告(36)の裁判員裁判が29日、大阪地裁(辛島明裁判長)で開かれ、検察側は懲役12年を求刑。遺体は見つかっておらず、弁護側は妻を暴行死させたことを立証できていないとして無罪を主張し、結審した。判決は10月20日。

 検察側は論告で、被告宅では清掃後も複数箇所から妻の血痕が検出されたと指摘。共謀して遺体を運んだとされる男性=死亡=は「遺体を7~8時間かけて燃やし、川に捨てた」と周囲に話していたとし、被告は自宅で激しく執拗な暴行を加えて妻を死なせたと主張した。

 弁護側は、犯行を直接裏付ける証拠はなく、合理的疑いを差し挟む余地なく立証されたといえないと反論した。

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