【ニューヨーク共同】米ニューヨークで開催された国連総会一般討論で高市早苗首相が国連憲章の「旧敵国条項」の削除を求めたことに対し、中国の代表が28日、反論権を行使し、日本が軍国主義を復活させようとしていると主張して「断固反対」を表明した。日本の代表は「専守防衛を堅持している」と反論し、応酬となった。
中国の代表は一般討論の最後に、高市政権が憲法改正を推進し、非核三原則を見直そうとしていると述べ「日本の再軍事化が世界の平和と安定への脅威となっている」と一方的に批判。旧敵国条項は「今日も重要な意義を持つ」として削除に反対した。
これに対し日本の代表は、日本は非核三原則を堅持しており「平和を愛する国家として歩んできた道を変えることは決してない」と強調。2005年に憲章から「敵国」を削除するとの総会決議が中国も含む議場の総意で採択されたと指摘した。
北朝鮮の代表も反論権を行使し「日本が軍国主義的な政策を推し進めている」と主張。旧敵国条項の削除を求めるのは「恥ずべきことだ」と述べた。