自民党の村井英樹国対委員長が、10月5日召集予定の臨時国会に向け本格始動した。高市早苗首相(自民総裁)ら執行部は、野党に一定の配慮をしてきた国会運営の刷新を期待し、閣僚未経験の村井氏を抜てき。村井氏も国会運営の効率化などの改革に意欲を見せる。対する野党は、審議の形骸化をけん制しており、対決ムードが漂う。
「国会改革は与野党で引き続き協議したい」。村井氏は25日、民主改革の会の後藤祐一国対委員長との初会談を終え、硬い表情で語った。
村井氏は2012年衆院選で初当選。岸田政権で首相補佐官や官房副長官を務めたが、閣僚経験はない。自民内では「合理主義者で、国会改革に意欲がある」(閣僚経験者)と評価されている。
村井氏は今月23日、自身のX(旧ツイッター)で、首相の国会での委員会出席は原則不要だとする民間シンクタンクの記事を紹介。「関心のある人に見てもらえればとの思いだ」と意図を説明した。
野党は「審議時間を短くしたり、首相の出席機会を減らしたりするのは認められない」(立憲民主党の斎藤嘉隆国対委員長)と反発した。