憲法改正、自民の布陣注目

高市早苗首相

 高市早苗首相(自民党総裁)が、憲法改正を巡る布陣の人選を進めている。来春の党大会までに改憲発議にめどを付けたいと表明しており、10月召集の臨時国会で改憲論議がどの程度進むかが目標達成を左右する。衆参両院憲法審査会で議論を主導する与党筆頭幹事を誰に担わせるのか注目される。

 首相は24日、保守系団体「日本会議」の関連会合に党総裁としてメッセージを送り「国の理想の姿を物語るものが憲法だ。自民は国会においては決断のための議論を進める」と訴えた。来年が憲法施行80年の節目だと触れ、改憲実現への意欲を強調した。

 先の特別国会で衆院憲法審の与党筆頭幹事を務めたのは新藤義孝氏だ。大規模災害などに備えた「緊急事態条項」を巡り、衆院法制局が提示した条文イメージ案を踏まえて各党討議の実施まで議論を進めた。改憲手続きに関する国民投票法改正にも尽力した。

 次の焦点は各党が条文案を持ち寄り改正原案を作成する条文起草委員会を設置するかどうかになり、自民内には「継続性を重視すべきだ」(ベテラン)として新藤氏の続投を期待する声が上がる。

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