佐賀行きの全日空機が23日夜に那覇空港に引き返し、乗客が緊急脱出したトラブルで、運輸安全委員会の航空事故調査官は26日、記者団の取材に応じ、現地調査の結果、右エンジンに「不具合と思われる兆候が確認された」と述べた。一方、現時点ではトラブルとの因果関係は不明で、顕著な損傷は確認していないとも話した。原因究明に向けて調査を進める。
航空事故調査官は25日から那覇空港で調査を実施。右エンジンの不具合についての詳細な状況は明らかにしていない。
機体は当初、福岡行きだったが、整備による遅れの影響で、空港の運用時間内に到着できない見込みになり欠航。代わりに佐賀行きとして運航することになった。
ANAウイングスが運航する全日空1502便ボーイング737―800型は、エンジンオイルの温度上昇表示が出たため、右エンジンを停止し緊急事態を宣言。着陸後に誘導路で止まり、乗客乗員158人は脱出用シューターで降りた。乗客3人が軽いけがをした。
国土交通省は、事故につながりかねない重大インシデントに認定した。