交流サイト(SNS)で有名人に成り済ましたアカウントから投資を持ちかけられ、偽物と気付かずに金銭を支払ってしまったとの被害相談が後を絶たない。消費者庁は、タヌキやウサギを使った30秒の啓発アニメを今月からウェブサイトで公開し、啓発を強化。同庁の担当者は「身近に危険が潜んでいることを知ってほしい」と訴えた。
消費者庁によると、主人公のタヌキが、インフルエンサーとして活躍するウサギのSNSアカウントを発見。勧められるまま、投資しようと指定先の口座にお金を振り込んだところ、ウサギに成り済ましていたカワウソにだまし取られるとの内容だ。
SNS上の成り済ましによる詐欺被害対策として、消費者庁や警察庁、金融庁などが連携して取り組むことが8月に決まり、その一環で消費者庁が作成した。
こうしたトラブルの相談は全国の消費生活センターに寄せられていて、2021年度は52件だったが23年度は1661件と激増した。24年度は976件に減少したものの、25年度は1322件と再び増加に転じた。