ビール大手各社は10月の酒税改正に合わせ「第三のビール」の主力商品をビールに切り替えて発売する。酒税が一本化され税制上の割安感がなくなるためで、手頃な価格のビールとして売り込む。小売企業も割安なプライベートブランド(PB)のビールを値下げする動きが出ており、低価格帯の競争が激しくなりそうだ。
10月1日にビール類の税額が350ミリリットルで54・25円に統一される。ビールは約9円の減税になる一方、発泡酒や第三のビールは約7円の増税となる。
サントリーは10月6日から第三のビール「金麦」の麦芽比率を高め、ビールとして刷新。店頭想定価格は206円程度と自社のビールブランド「サントリー生ビール」より6円程度安く設定した。
サッポロビールは「麦とホップ」と「GOLD STAR」を10月20日にビールに切り替える。アサヒビールは「クリアアサヒ」を10月27日から、キリンビールは「本麒麟」を11月4日にそれぞれ変える。各社とも価格の上乗せは増税分程度にとどまる見通しで、低価格帯ビールとして需要取り込みを目指す。