名古屋市瑞穂区の市立小が4月、児童のプライバシー保護を理由に学級写真の撮影を廃止した。同校の有志保護者らが25日、廃止に反対する署名を市教育委員会に提出し、記者会見で「学校だけで決めないでほしい」と求めた。名古屋市では、教員グループによる盗撮画像共有事件で元教諭が実刑判決を受けるなど、教育現場での画像データの取り扱いが問題になっていた。
同校では児童全員が正面を向いた学級写真を年度初めに撮影し、保護者が有料で購入していた。だが、流出した場合、生成人工知能(AI)で「性的ディープフェイク」に加工されるなど悪用の恐れがあるとして廃止した。同校によると、廃止後に保護者に実施したアンケートで、回答の約7割が存続を求める内容だったが、取材に「現時点で廃止の決定を変えることはない」としている。