米朝会談で拉致問題の解決提起を

23日、米ワシントンで記者会見する拉致被害者家族会代表の横田拓也さん(右)と飯塚耕一郎さん(共同)

 【ワシントン共同】北朝鮮による拉致被害者家族会代表の横田拓也さん(58)は23日、ワシントンで記者会見し、トランプ政権に拉致問題解決に向けて協力を要請したと明らかにした。金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談を模索するトランプ大統領について、会談が実現した場合は「拉致問題の解決に改めて打ち込んでほしい」と期待を示した。

 拓也さんは北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟。「北朝鮮はこの問題を風化させ、なかったことにしている。絶対に許せない」と強調した。

 家族会は訪米中、国務省のベイリー筆頭副次官補(東アジア・太平洋担当)や国家安全保障会議(NSC)のカナパシー上級部長、米議員らと面会し、支援を呼びかけた。一部の米側関係者からは、北朝鮮がロシアや中国と関係を強化して経済状況を改善しつつあり、米国と交渉する意欲が薄れていると懸念する見方も出たという。

 拉致被害者の田口八重子さん=同(22)=の長男の飯塚耕一郎さん(49)は、記者会見で「これ以上時間をかけていい問題ではないと伝えた」と説明した。

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