成田空港で三つに分かれたターミナルを将来的に一つにまとめる「ワンターミナル化」構想が進められている。2030年代に新ターミナルを開業し、段階的に機能を集約する。滑走路の新設・延伸で年間発着数は50万回への増加が見込まれ、成田国際空港会社(NAA)の担当者は「乗り継ぎを含め旅客の利便性向上を目指したい」と話す。
国土交通省やNAAなどは7月、成田空港の施設面での機能強化に向けた検討会で今後の方針を示した。1978年5月の開港以来、ターミナル増設など拡張を重ねてきた成田空港では、乗り継ぎ客がターミナル間をバスで移動するなど不便な点が出てきていた。
構想では30年代に現在の第1と第2の中間部に新ターミナルを建設し、既存のものと通路で接続して搭乗口も新設。その後、段階的に拡張し税関などの機能を集約して、時期は未定だが最終的に「ワンターミナル化」する。今後着工に向け、計画方針を定める。
面積も現在の97万平方メートルから新ターミナル完成時点で110万平方メートル程度に拡大。