高市早苗首相は21日、米ニューヨークでの国連総会に出席するため、政府専用機で羽田空港を出発した。米東部時間22日にトランプ米大統領と会談する。24日に予定するトランプ氏と中国の習近平国家主席の首脳会談を前に、日米同盟の強化を確認。中国による重要鉱物の輸出規制を踏まえ、供給網確保へ連携を申し合わせる見通し。22日には就任後初めて国連総会一般討論演説に臨む。
台風25号の影響で出発時間を当初の午後7時から約4時間遅らせた。
日米首脳会談では、台湾海峡を含む地域情勢への懸念を伝え、対中認識を擦り合わせる方向だ。米政権による国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長らの制裁対象指定について、首相が取り上げるかどうかも注目される。
首相は、公邸で記者団の取材に応じ、演説に関し「北朝鮮による拉致問題、気候変動対策の重要性、法の支配の重視、国連改革の必要性を訴えたい」と強調。エネルギーをはじめとする供給網の強靱化や、人工知能(AI)などの技術革新に伴う課題への対応について決意を表明すると説明した。